「リウマチと診断されました、将来歩けなくなってしまうのが心配です」
この質問の対する僕の答えは「大丈夫、心配しないでください!」これが結論になります。

 ただ「大丈夫です」と言うには、3つのポイントがありますのでお伝えさせて頂きます。 
この動画を最後まで見ますと、
「リウマチで日常生活が出来なくなるんではという不安が無くなり安心することができます」
また「上手にリウマチを治療するにはどのようにお薬や日常生活を送ったら良いのか?」
という事がすっきり分かります。
ぜひ最後まで楽しみにご覧ください。

それでは「リウマチで歩けなくなる事は心配しなくて大丈夫」に関する3つのポイントについて説明していきましょう!
1つ目のポイントは、
「①リウマチのお薬がここ10年で格段に性能が良くなった!」
ホントにこの10年でリウマチのお薬は良くなりまして、ガラケーとスマホくらいの性能の差があります。
一昔前までは、リウマチのお薬というと痛み止め「ボルタレン」「ロキソニン」、
ステロイド「プレドニン」「プレドニゾロン」、弱いリウマチのお薬「リマチル」「アザルフィジン」などが中心でした。
これらのお薬では完全にリウマチの勢いを止める事ができないので、手足の痛みや腫れが完全に無くならず、骨が壊れて変形してしまい、多くの方が歩けなくなったり、膝の手術をしたりしていました。
医者の方もリウマチは痛くて当たり前、手足が曲がってしまって当たり前、そんな状況でした。
そのため、リウマチと聞くと、難病というイメージがあるのはこのためかと思います。
でも、ここ10年で、メトトレキサートや、生物学的製剤などリウマチの進行をしっかり止めるお薬がでましたので、ほとんどの方はリウマチの痛みや腫れが無くなるだけでなく、骨の破壊や変形も起きず今まで通りの生活をおくれるようになりました。
「本当にリウマチなの?」と周りの人が分かってくれなくて困るっていう悩みが出るくらい、お仕事や子育てなどに活躍されている方が多くいらっしゃいます。
繰り返しになりますが、ここ10年で良い薬が沢山でて、リウマチの進行を止められるようになったので、今の時代リウマチのせいで歩けなくなってしまうなんてことは心配しなくてまず大丈夫という事になります。

2つ目のポイントは
②リウマチのお薬をしっかり継続しよう!
1つ目のポイントで説明させて頂いたとおり、リウマチのお薬が格段に良くなって、ほとんどのリウマチの方が痛みや腫れの無く、リウマチの進行が止まっている状態 寛解 になることが出来るようになりました。
でも、落とし穴があって 「なんだ、もうリウマチ治ったじゃん。薬やめちゃおっと」と治療を止めてしまうと、多くの方がリウマチを再発してしまいます。
さらに、再発してしまうと今まで使っていた薬が効かなくなることがあり、今まで以上に薬を増やす必要が出てきたり、再発してからリウマチが落ち着くまでの間に変形が進行してしまうことがあり注意が必要です。
リウマチは風邪や胃腸炎などのように、外からウイルスが入ってきて数日すればいなくなってお薬も終わりでOKという病気ではありません。自分の体の中で暴れている免疫の細胞をお薬を使って大人しくさせている状態なので、お薬が無くなると免疫の細胞がまた暴れだしてリウマチが再発してしまいます。
ぜひ、良くなったからと油断せずにリウマチのお薬は続けてくださいというのが、リウマチで歩けなくならないようにする2つ目のポイントになります。

3つ目のポイントは、
③脱水、体重増加に気を付けよう!
日常生活にかかわるものが3つ目になります。
まず脱水に関しては、水分量が少なくなると、今までと同じ量のリウマチのお薬を使っていても、お薬が体の中で濃度があがって聞きすぎてしまい副作用が出やすくなってしまいます、そうすると、今使っているリウマチのお薬を減らしたり、中止したりしなくてはならなくなることがあり、リウマチが再発してしまう可能性があります。とくに、飲み薬で効果No1のメトトレキサートは、脱水になると口内炎や肝臓の数値が上がったり、ひどくなると骨髄抑制という白血球減少 貧血 血小板減少がおきるので注意が必要です。
また体重が増えると、とくに膝や足に負担がかかってリウマチが再発しやすくなります。
またリウマチではないのですが、変形性膝関節症という軟骨が減って骨同士がぶつかって痛くなる病気も起きやすくなります。
グルグルグルグルコサミン~♪のCMでお馴染みの膝の痛みですね。
なので、体重が増えないように、炭水化物や脂肪を取り過ぎない、週に2-3日の30分位の散歩がお勧めです。

以上まとめますと、
「リウマチで将来歩けなくなってしまうという心配はしなくて大丈夫です。」
なぜなら、
「①リウマチのお薬がここ10年で格段に性能が良くなった!」
注意点としては、
②リウマチのお薬をしっかり継続しよう!
③脱水、体重増加に気を付けよう!