9月に開院させて頂いてから3か月がたちました。

毎日楽しく診療させて頂いているうちに、あっという間に時間が過ぎて気が付いたら年末になっていたという感じです。


診療をしていて改めて気が付いたのが、「隠れリウマチ」の方が沢山いらっしゃるということです。


「隠れリウマチ?なにそれ?」とお思いになられるかたも多いかと思います。

リウマチの検査というと、皆さんはどんな検査をイメージされますか?レントゲン、血液検査など思い浮かべられた方も多いかと思います。

確かに、レントゲン・血液検査も大事な検査ですが、実はリウマチの中にはこの検査では見つからない「隠れリウマチ」があるんです!

特に、リウマチを発症されてすぐの時期は異常がでません。


そこで役立つのが「関節エコー検査」です!痛い関節にポンッとエコーを載せると、リウマチなら赤い炎が見えるので、その場ですぐ診断ができます。


blog_1209_01 (関節リウマチ)


blog_1209_02 (正常の関節)


開院して3か月ですが、関節エコーで隠れリウマチの方を多く見つけることができ、治療をすることができました。


特に多いのが、加齢変化で膝が痛む変形性関節症の方にリウマチも一緒に隠れている場合です。

膝に注射をしてもなかなか良くならない時は、一度リウマチの検査をしてみるのも良いと思います。


また乾癬性関節炎といって手足や顔に乾燥した赤い湿疹ができる皮膚の病気で、関節痛を起こすこともあります。

この場合は血液検査では全く分からないので、皮膚の診察と関節エコー検査がとても大切になります。

皮膚の湿疹と、原因不明の関節痛がある方はぜひ一度診させていただけたらと思います。