この動画を最後まで見ますと、夏にリウマチ患者さんに起きうる危険な事を先に予防し、安全に過ごすことができますので、ぜひ最後までみてくださいね!

5月も後半、だんだん暖かくなってきて関節のこわばりや痛みが良くなった
新型コロナウイルスもひとまず落ち着いて良かった

でもこれから6月の梅雨・7月からの夏、特にリウマチの皆さまに注意して頂きたいことがあるのですが、何でしょうか?
 その答えは、脱水症、さらにはそれが悪化した熱中症です! 

特に今年の夏は新型コロナウイルス予防で熱い時期にもマスクをすることによる、マスク脱水症やマスク熱中症が言われており、いつも以上に注意が必要です。
さらに、リウマチの方のなかでも特にメトトレキサートを使われて方は、脱水をほおっておくと、入院や透析、重症感染症になって亡くなってしまう事もあるので本当に注意が必要です。

①脱水になると、今までは大丈夫だったのに、同じ量のメトトレキサートで急に副作用が出てくる可能性があります!
なぜか?
メトトレキサート以外の多くの薬もそうなのですが、飲んだお薬は体に作用して、最後は腎臓からおしっことして排泄されます。
しかし、脱水になって腎臓の働きが落ちて尿が出なくなると、ずっと体の中にお薬がたまってしまいます。
すると、普段と同じ量のお薬を使っていても体の中でお薬の濃度が上がって、副作用が出やすくなってしまう事です。
特に、メトトレキサートは治療濃度と副作用濃度が近いデリケートなお薬なので、他の薬以上に注意が必要です。
だから治療する時も1錠ずつ慎重に増やしたり、毎日飲んではダメで週2日だけだったり、副作用予防のフォリアミンを翌日に飲んだりするんですね。
リウマチの方で特にメトトレキサートで治療されている方は、脱水要注意です!

②初期の脱水症やメトトレキサートの副作用を早期に見つけるポイント3つ
・唇が乾燥して口内炎が多発
・尿が濃くて少ない
・今までと違ってメトトレキサートを飲むと胃がムカムカする、気持ち悪い
⇒うたがったらすぐに水を飲みましょう、メトトレキサートの量を減らしたり1週間お休み
(Drと事前に相談)

ほおっておくと脱水とメトトレキサートの副作用が強くなって、尿が出なくなって透析になったりします。
一番怖いのは、骨髄抑制といってばい菌をやっつける白血球を作る場所がダメージを受けて白血球が減ってしまうものがあります。
骨髄抑制がおきると、ばい菌と戦ってくれる白血球がいなくなってしまいます。
白血球がいなくなると、もう感染症にはもうお手上げ状態です。
普段かからないような感染症にかかったり、ばい菌をやっつける抗生剤をいくらつかっても白血球が増えてくるまでは効果が乏しく、残念ながら入院しても亡くなってしまうことがある怖い状態です。

③どの位水を飲んだらいいの?
 ⇒答え 食事以外でお水を1-1.5L飲んでください 
体重1キログラムあたり約40ミリリットル
例)体重50キログラムの人の場合は、約2リットル
食べ物からの水分量は大体1リットル+食事以外に約1~1.5リットル

1回に吸収できる水分摂取量は200ml位なので、コップ一杯程度の水分を1日に5〜8回こまめに
起床時・食事前・+入浴前後・寝る前で7回+(運動前後・飲酒前後)などは、特に水分補給が必要

まとめ
夏にリウマチの皆さんに気を付けてほしい3つのポイント
①メトトレキサートを使っている方は特に脱水に注意
②初期症状 唇が乾燥して口内炎が多発 尿が濃くて少ない 胃がムカムカ
③食事以外でお水を1-1.5L コップ5〜8回