関節リウマチはお薬がとても進歩したので、手や指が変形をする前に早く診断して早く治療をすれば、今までの同じ生活ができるようにまでなっています。だったら早くリウマチの診断をしてもらって、早く治療を始めたいですよね?
僕がもし自分がリウマチになってもそう思います。
でも、多くの方は、手や指が痛くて病院にいっても、なかなかリウマチの診断がつかずに治療を受けられません。
そして、みんな共通して同じ検査を受けて、「リウマチなのにリウマチでは無いよ」と言われ安心してしまい、リウマチの診断が遅れてしまいます。
その検査はなんでしょうか?

 ⇒答えは、「レントゲン検査」です。 

・なぜレントゲンがリウマチの早期診断に使えないのか
・レントゲンが活躍する本当の使い方
・レントゲンに変わる新しいリウマチ検査
の3つについて説明させて頂きます。


①レントゲンがリウマチの診断に使えない理由
 ⇒骨しか写らない、肝心の関節がうつらない 
レントゲンというと健康診断の肺の写真を思いだす方も多いと思います。
でもよく考えて見てください、肺のレントゲンなのに肺は写っていなくて、肋骨や背骨などの骨ばっかり写ってますよね?
厳密には肺も薄く映ってはいるのですが、レントゲンは骨を写すのが得意な検査なんです。
だから、骨が折れてるかどうかの骨折などをみるにはとても良い検査です。
だけど、リウマチは関節の中で炎症が起きれ腫れてしまう病気です。だけどその肝心の関節がレントゲンはで写らないんです。
だから、リウマチでいくら手首や指が腫れていてもその腫れている関節はまったく映らなくて、骨は問題ないのでレントゲンでは正常となってしまいます。

②レントゲンが活躍する本当の使い方
・リウマチの診断には使えないのですが、リウマチが進行して骨が壊れていっていないかをみるには役立ちます。
治療が始まる前と、1年後とかで骨にダメージが出てきてないかを比べるのに屋役立ちます
 ・リウマチの治療を始める前などに、肺の病気が隠れていないかを見るのにも役立つ

③レントゲンに変わる新しいリウマチ検査
 ⇒関節エコー検査 
・レントゲンで写らなかった、リウマチが起きている場所「関節の中」を見る事ができる検査です。
関節は骨と骨を繋ぐ袋のイメージ。リウマチはこの袋の中で免疫の細胞が暴れて、炎症が起きて、腫れたり痛くなったり水が貯まったりします。
この様子が、関節エコー検査だとすっきり分かって、腫れていたり水が貯まると袋の中の黒い部分が膨らみ 炎症がおきているとオレンジの炎がみえます 
とっても分かりやすいでしょ
診察室で患者さんと一緒に画面を見ながら説明をするんですが、皆さん分かりやすいと好評です。
手首や指が腫れていて、リウマチかも?と思う方は、ぜひ関節エコー検査をうけてみてください。

まとめ
・レントゲンはリウマチの診断で診たい関節が見えなくて骨しか写らないから、リウマチの早期診断に使えない 「レントゲンで骨は大丈夫といわれても全然リウマチの可能性がある」
・レントゲンが活躍するのはリウマチの診断ではなくて、治療を始めてから、リウマチが進行して骨にダメージが出てきていないか?肺に病気が隠れていないか?年1回くらいチェック
・レントゲンに変わる新しいリウマチ検査、関節エコー検査
リウマチが起きている関節の中を見る事ができて、今まで見逃されていた早期のリウマチを見つけることができる。