関節リウマチの症状とは?
<症状>
朝の手指のこわばり
手指の腫れ、痛み
握力低下
関節が痛い、腫れる(手指、足、膝、肩、肘)
腱鞘炎が治らない
関節リウマチの検査
①診察:
関節を触り、圧痛(押して痛む)、腫脹(ぶよぶよ腫れている)の有無を確認します
肺の音を聞き、間質性肺炎(リウマチで起きる特殊な肺炎)があるか確認します
②血液検査:
CRP、関節の炎症の程度がわかります。治療してリウマチが良くなると下がります
抗CCP抗体、RF(リウマチ因子)
リウマチの体質があるかを検査します、診断の時に1回だけ測定します
③関節超音波:レントゲンで見えない、関節の中にリウマチの炎症があるかをしらべます
・リウマチの早期発見に非常に有効です。
・関節の炎症の程度も分かり、リウマチの強さが分かります。強いリウマチの場合には最初から生物学的製剤をお勧めします。
・エコーをポンっと関節にのせるだけなので、レントゲンと違い被ばくもありません。その場で痛い関節を患者さんと一緒に見ながらチェックできます
・治療を始めた後に、関節の炎症が消えて良くなったかどうかも眼で見えます。薬を減らしてよいかの判断ができます。
④CT検査:レントゲンで分からない肺炎を見つけます。
※cT検査は近医の病院をご紹介しております。
・リウマチから間質性肺炎という免疫の肺炎を起こすことがあります。
間質性肺炎があると使いにくいリウマチの薬もあるので、治療を始める前に検査をお勧めする事があります。
・生物学的製剤などのリウマチの治療を安全に行うために、肺にレントゲンで写らないような肺炎(非定形抗酸菌症、気管支炎など)が隠れていないかを調べます。
~最後までお読みいただきありがとうございます~
医師になり10年たちましたが、私が医師を目指したのは大好きな祖父のリウマチを良くしたいという思いからでした。医師になってからもリウマチを専門に日々勉強してきました。少しでもリウマチの皆さんのお力になれることが幸せです。ぜひ一緒に治療をし、痛み・変形の不安のない笑顔の日々を目指しましょうね。