先月からリウマチのお薬を始めて、ずいぶん痛みも無くなりました。・・・
        先月からリウマチのお薬を始めて、ずいぶん痛みも無くなりました。でもまだ朝になると手の指がこわばったり、時々指が脹れて痛くなる日もあります。
そんな時は、温めたほうが良いでしょうか?それとも冷やした方がいいのでしょうか?
      
    
患者様
        お薬が効いてきて、痛みや腫れもずいぶん改善されて良かったですね。
これから更にお薬の効果が出てきて良くなるので、安心してくださいね。
いまご質問頂いた「冷やす」か「温める」かは、痛みが出ているタイミングや状態によって使い分けるのもお勧めですので、紹介しますね。
      
    これから更にお薬の効果が出てきて良くなるので、安心してくださいね。
いまご質問頂いた「冷やす」か「温める」かは、痛みが出ているタイミングや状態によって使い分けるのもお勧めですので、紹介しますね。

佐藤先生
朝おきて、手指がこわばり動きにくい時は温める
        私は朝が特につらくて、手を開くのが大変です。
      
    
患者様
        それは朝のこわばりといって、リウマチの方によくみられる症状ですね。
ただ変形性関節症や更年期関節痛などでも起きる症状で、必ずしもリウマチの症状ではないので心配はしすぎないでください。 そのうえで、原因がリウマチでもその他の場合でも、温めるのが効果的です。
    ただ変形性関節症や更年期関節痛などでも起きる症状で、必ずしもリウマチの症状ではないので心配はしすぎないでください。 そのうえで、原因がリウマチでもその他の場合でも、温めるのが効果的です。

佐藤先生
        例えば:
•朝洗顔をするさいに、洗面器にお湯を入れて手を温める
•レンジで温めた蒸しタオルやホットパックで関節を包む
といった方法で血流を良くして関節を柔らかくすると、動かしやすくなってきます。
    •朝洗顔をするさいに、洗面器にお湯を入れて手を温める
•レンジで温めた蒸しタオルやホットパックで関節を包む
といった方法で血流を良くして関節を柔らかくすると、動かしやすくなってきます。

佐藤先生
炎症で赤く腫れて熱をもっているときは冷やす
        でも、たまに手指の関節が赤くなって腫れて痛いこともあるんです。
      
    
患者様
        それは関節にリウマチの炎症が出ているサインですね。そういうときは、冷やして炎症をしずめるのがポイントです。
      
    
佐藤先生
        方法としては:
• 保冷剤をタオルに包んで当てる(10分程度)
• 冷却ジェルシートや湿布(「ロキソニンテープ」「冷湿布」など)
ただし、冷やしすぎないように注意してくださいね。冷たすぎると逆に筋肉がこわばることがあります。
それでも改善しない時は、
・ 手持ちの痛み止め「ロキソニン」「カロナール」などを服用する
・ プレドニンを処方されている方は数日だけ服用する
といった飲み薬も使ってみましょう。
    • 保冷剤をタオルに包んで当てる(10分程度)
• 冷却ジェルシートや湿布(「ロキソニンテープ」「冷湿布」など)
ただし、冷やしすぎないように注意してくださいね。冷たすぎると逆に筋肉がこわばることがあります。
それでも改善しない時は、
・ 手持ちの痛み止め「ロキソニン」「カロナール」などを服用する
・ プレドニンを処方されている方は数日だけ服用する
といった飲み薬も使ってみましょう。

佐藤先生
迷ったときの考え方
        なるほど!でもどっちか迷ってしまう事もあるかな…。
      
    
患者様
        大丈夫です。「熱っぽくて腫れているときは冷やす」「こわばって動かしにくいときは温める」と覚えておくとシンプルです。
そして大事なのは、温めるか冷やすかは個人差もあるので“自分が気持ちいい”と感じる方を選べばOKということです。
      
    
佐藤先生
日常生活でも、関節にやさしい習慣を
        冷やすとか温める以外にも、何か気をつけた方がいいことってありますか?
      
    
患者様
        そうですね。たとえば:
• 朝のこわばりを和らげるために、朝は少しゆっくりスタートする習慣を
• 手首や指に負担をかけないように、両手で物を持ったり、肘や肩など大きな関節で荷物を持つ
• 関節を長時間同じ姿勢で固定しないように、ストレッチや散歩で体を動かす
• 睡眠や休憩をしっかりとって、疲れやストレスをためない
• 関節が痛い時は安静にする
こうした小さな工夫の積み重ねが、痛みや進行の予防につながります。
    • 朝のこわばりを和らげるために、朝は少しゆっくりスタートする習慣を
• 手首や指に負担をかけないように、両手で物を持ったり、肘や肩など大きな関節で荷物を持つ
• 関節を長時間同じ姿勢で固定しないように、ストレッチや散歩で体を動かす
• 睡眠や休憩をしっかりとって、疲れやストレスをためない
• 関節が痛い時は安静にする
こうした小さな工夫の積み重ねが、痛みや進行の予防につながります。

佐藤先生
        冷やすときと温めるときの違い、ようやくわかってきました。
日常のちょっとした工夫でも、ずいぶん違いそうですね。
      
    
患者様
        それは良かったです。リウマチはお薬での治療が何よりも大切です。そのうえで痛みやこわばりが出た時に上記のようなセルフケアもできると安心ですね。
      
    
佐藤先生
 
        







 
						
						