日々の診療で皆さんからよくお聞きする質問や症状などについて、ご紹介していきます。

リウマチのお薬以外に、胃薬や骨粗鬆症の薬、バクタなど使っています。これらのお薬もつづけたほうが良いでしょうか?
リウマチの治療には、「リウマチのお薬」と「リウマチ薬の副作用を予防する薬」があります。リウマチの症状を良くするだけでなく安全に治療を続けるのに必要なお薬になりますので続けて頂けると安心です。
ワンポイント解説

リウマチを良くする「リウマチのお薬」は分かりますが、それ以外の「リウマチ薬の副作用を予防する薬」に関しては症状もないのでやめられないかな?と思ってしまいますよね。
ただ、リウマチのお薬の副作用を押さえて安全に治療するのに必要なお薬がありますのでご紹介させて頂きます。

フォリアミン 
メトレートの口内炎や肝臓への影響を予防してくれるビタミン剤になります。

胃薬(パリエット、ネキシウム、タケキャブ)
鎮痛剤やプレドニンを使うと胃が荒れることがあるので、胃を守ってくれるお薬が必要になります。

バクタ もともと体にいるカビが増えて、怖いカビの肺炎になってしまうのを予防してくれます。 カビの肺炎を起こしてしまうと大変なので、予防するのがとっても大切です。

イスコチン 体のなかで冬眠している結核を除菌してくれます。 結核も発症したら大変ですよね、こちらも予防がとても大切です。

骨粗鬆症薬(ボンビバ、ボナロン、エディロール、ビビアントなど) 女性のリウマチの方、プレドニンを使われている方の骨密度が下がるのを予防します。 骨折を防ぎます。