昨日、川口市で行われた関節リウマチの講演会で、乾癬性関節炎の講演をさせて頂きました。
指先の第一関節の痛み・変形が数年前からあり、加齢変化(変形性関節症)と思われていた方が、じつは「乾癬性関節炎」というリウマチの親戚のような病気が原因であったことが見つかり治療を始められた方を発表させて頂きました。
- ①診断のポイントは「爪の変形」です!
手指の「爪に小さな凹みがある」「爪がボロボロする」などあれば、「乾癬」の可能性があります。 - ②最新の「爪エコー検査」
爪の変形を見つけた時に、乾癬と爪水虫との区別が大切になります。
ここで役立つのが当院で最近始めた最新の「爪エコー検査」です。乾癬があると爪水虫では見られない、指の第一関節や爪の付け根に炎症が起きているのが見え区別できます。
乾癬性関節炎と診断できれば、あとはリウマチで使うお薬でとっても良くなるので安心です。
指の第一関節の痛み・変形を加齢変化(変形性関節症)とあきらめている方の中で、よく見ると爪の変形がある方いらっしゃいませんか?実は乾癬性関節炎で治療できる可能性もありますので、気になる方はいつでもご相談くださいね。