日々の診療で皆さんからよくお聞きする質問や症状などについて、ご紹介していきます。

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Q:5年前から手指の痛み、腰の痛みがあります。いくつかの病院でリウマチの血液検査をしましたが正常で、原因不明のままです。

A:爪が白・黄色に変色し、爪が弱く崩れているところがあります。背中や頭皮にカサカサした湿疹も見られます。これは「乾癬性関節炎」が原因の関節の痛みになります。

ワンポイント解説

リウマチの検査をしても正常、でも関節が痛くて変形が出てきてしまっている。
こんな症状にお悩みの方はいませんか?原因は「乾癬性関節炎」かもしれません。

 
  • ①手指・膝・足などの関節が痛い
  • ②爪の変化(凹み、小さな穴、横線が入っている、黄色・白く変色、爪が弱くボロボロ崩れる)
  • ③頭のフケが多い、体にカサカサした湿疹がある

などの症状があると「乾癬性関節炎」の可能性があります。

「リウマチと違って血液検査で分からない」
「リウマチが起きない指の一番先の関節が痛くなるので、加齢変化と間違えてしまう」
そのため乾癬性関節炎の診断は難しく、原因不明の痛みとなってしまう可能性があります。

   

先日も、長年原因不明の関節痛で悩まれていた方を接骨院の先生よりご紹介頂き、「乾癬性関節炎」と診断し治療を始めることができました。
「以前に検査しリウマチではないと言われたけどやっぱり関節が痛い」とお悩みの方、いつでもご相談くださいね。

乾癬性関節炎について詳しくはこちら