こんにちは。リウマチ初心者のくま子です。

このコーナーでは、リウマチについて、院長の佐藤先生に質問していきます!
今回は前回に引き続き、さとう埼玉リウマチクリニックで、「関節エコーによる検査」を受けながら、「関節エコー検査の実態について」伺いました!

※前回の記事はコチラ

くま子

前回のおさらい

前回は、さとう埼玉リウマチクリニックで関節エコーによる手指の検査を行いました。

関節エコー

実際に関節エコーを使用して、ご説明いただきました。

関節エコー検査

画面の右側が指の骨、左側が手の甲の骨が映っています

前回のインタビューでは、関節エコーで手指を診察していただきました。
今回も、関節エコーによる診察とその実態についてご紹介できればと思います。

佐藤先生、本日もよろしくお願いいたします。

くま子
よろしくお願いします!

佐藤先生

関節エコーの様子(手首)

関節エコーによる手指の診断は、前回の記事で紹介しましたね。
手首が痛いという患者さんがいたら、手首の様子も関節エコーで確認していきます。

佐藤先生
関節エコー検査
腱鞘炎

※実際は間にパーテーションを置いて診察をします。

指を曲げられますか?
指を動かした時に動く、この紐みたいなもの(エコー画像を見ながら)が腱で、腱鞘炎になると、ここに赤い炎症が写ります。

手首の関節にリウマチができて、上の腱のところまで広がると、たまに腱鞘炎になることがあります。

佐藤先生
リウマチの炎症によって、腱鞘炎になってしまうのですか。

くま子
そうなんです。
リウマチがさらに広がると、まれにこの腱が切れてしまうことがあります。
これが切れてしまうと、指がだらんとなって動かなくなってしまいます。
そうなると、手術して切れた腱をくっつける手術が必要になってしまいます。

今は早めに診断して治療できるので、腱が切れてしまう人はほとんどいないんですけどね。

佐藤先生
自然に切れてしまうのですか?

くま子
昔は、薬が十分になかったので、リウマチでずっと腫れていのが、ある時重たいものを持ったタイミングで切れてしまった人もいました。

佐藤先生
昔とは、どのくらい前のことですか?

くま子
薬が変わって良くなって来たのは、ここ10年くらいですかね。

最近は、新しい治療法が広まってきました。
しかし、まだまだ昔の診察をしている地域もありますね。

佐藤先生

関節エコー検査の実態

関節エコー検査を知らない人も多いと思うのですが、実際はどうなのでしょうか?

くま子
そうなんですよ。この前、リウマチ友の会という、リウマチの患者さんの集まりがあって、そこでお話する機会がありました。
何十年もリウマチの治療している患者さんが多いので、みなさん関節エコーを知っていると思っていたのですが、
15人くらいいた中で、3人ほどしか関節エコーを知っている方がいなかったんですよね。
1人しか関節エコー検査を受けたことがないと言っていました

そんなベテラン患者さんたちでも、知っている人がそこまで少ないのだと驚きました。

(リウマチ友の会での講演の様子はコチラ)

佐藤先生
薬が発展していても、関節エコーを導入しているお医者さんはまだまだ少ないのですね。

くま子
そうですね。血液検査だと、検査をお願いして結果を見ればわかるんですけど、関節エコーは自分で勉強しないと使えるようにならないんです。
異常かどうかという診断を、画像を見ながら判断しなければならないので。

佐藤先生
一言に導入すると言っても、診断できるスキルがないと難しいのですね。

くま子

まとめ

今回は前回に引き続き、関節エコーの様子についてご紹介しました。
体への負担もなく、他の診察の方法では見つけられない炎症も確認できる関節エコー検査ですが、どこでも受けられるわけではないということがわかりました。

リウマチか心配な方や、自身の症状がわからず不安な方は、関節エコーによる検査で、安心できることもあるかと思います。
一度、専門医による検査をおすすめします。

くま子
今回行った、関節エコー検査について、他のページでもご説明しています。
詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参考ください。

関節エコー検査の様子(動画)
関節エコーって何?(マンガ)
院長の関節エコー物語

くま子
リウマチに関する過去のインタビュー記事は、こちらからどうぞ!

インタビュー記事一覧

くま子