看護師がお答え♪生物学的製剤Q&A(2)

皮下注射とはどこに打つのですか?
皮下注射とは、皮膚と筋肉組織の間にある脂肪層に行う注射のことです。ご自身で注射を打つ際には、お腹か太もものどちらかに投与していただきます。ご家族が打つ際には、二の腕(インフルエンザの注射を打つところらへん)でも可能です。皮下注射は、脂肪が多くあり、1~2cm程つまめるところに打ちます。太ももに打つ際には椅子に深く腰をかけると太ももの後ろの脂肪が上にあつまるため投与しやすくなります。 薬液の形は、製剤によってペンとシリンジがあります。ペンタイプは、上から押し当てるだけで簡単に投与できるため、太ももに投与することが多いです。シリンジタイプは皮下脂肪をつまみ、お腹に打つことが多いです。打つ場所は脂肪の量にもよって変わってきますので、練習の際に、一緒に決めていきます。

注射を打ち終わった後に腫れました、あざになったのですが・・・。
注射部位を揉むと腫れることがあります。打ち終わった後には、10秒ほど揉まずに軽く押さえて頂くように指導の際にお伝えしています。太もも、お腹にも肉眼では見えない血管がたくさん走っています。針先が血管に当たると少量出血することがありますが、消毒面で更に押さえて頂くか、絆創膏などで対応していただければ大丈夫です。 もしあざになった際には、次回場所を変えて打ってみてください♪
打ち終わった注射はどうするの?
ペン・シリンジは針が付いているので医療廃棄物となります。その為、一般ごみとして捨てることはできませんので、医療機関でお預かりとなります。当院では、薬局で薬をもらう際に、使用済みの針をお渡しください♪