そんなとっておきの方法を5つご紹介いたします。
①バクタ少量予防内服
恐いカビの肺炎を予防する薬です。
一般的には毎日飲みますが、当院では週2回のみで患者さんの負担を少なく、恐いカビの肺炎を十分予防しております。
②感染症の血液検査
- ・βDグルカン:カビの検査です。カビが体で増えると数値が上がります
- ・KL-6:間質性肺炎(リウマチの特殊な肺炎)の検査です。肺炎が悪くなると数値が上がります
- ・IgG、リンパ球数:免疫力の検査です。免疫力が下がると、数値も低くなります。
- ・T-spot:結核の検査です。リウマチ治療を始める前、薬を変更する際などに結核が隠れていないか検査します。
- ・肝炎ウイルス:B型、C型などの肝炎ウイルスが体に隠れていないかの検査になります。リウマチの治療を始める前、また肝炎ウイルスが隠れている可能性のある方は定期的に検査します。
③抗結核薬の予防内服
結核が冬眠している可能性のある方に、生物学的製剤投与前3週間~投与後10カ月内服して頂きます。
これで恐い結核を除菌し予防します。
④抗生剤の少量予防内服
肺に細菌が住み着いてしまって、どうしても肺炎を繰り返してしまうかたの肺炎を予防します。
通常の治療量の半分で患者さんの負担を軽くします。
⑤生物学性製剤導入前の胸部CT検査
当院ではCT搭載車を定期的にクリニック敷地内に準備しております。
レントゲンでは見つからないような小さな肺の感染症も見逃さず、安全な治療を目指します。