こんにちは。リウマチ初心者のくま子です。

このコーナーでは、リウマチについて、院長の佐藤先生に質問していきます!
今回は、次回に引き続き、さとう埼玉リウマチクリニックでの、「リウマチの診察の様子」を写真と一緒にご紹介して行きます!

※前回の記事はコチラ

くま子

前回のおさらい

前回は、さとう埼玉リウマチクリニックで触診を受ける様子をご紹介しました。

手指の触診

※手指の触診を受ける様子

足の触診

※足の触診を受ける様子

前回は触診を行いましたが、リウマチと判断するには、他にも診察があるのですよね。
今回も、診察の様子をご紹介できればと思います。

佐藤先生、本日もよろしくお願いいたします。

くま子
よろしくお願いします!

佐藤先生

関節エコーの登場

前回は触診で、痛む箇所や腫れている箇所を確認していきました。
しかし、触診だけでリウマチと判断するのはかなり難しいです。

見落としもあり、リウマチと判断されても薬が効かなかったり、逆にリウマチではないと判断された人が後から腫れてきたりすることもありました。

佐藤先生
ところが、血液検査ができて、リウマチだと出てくる「リウマチ因子」と「CCT抗体」というものが確認できるようになりました。
そのおかげで客観的な検査ができるようになりました。

それでも、8〜9割の精度で、たまに見逃してしまうことがあります。

佐藤先生
血液検査も、確実なものではないということですね。

(※リウマチの検査の種類については、以前のインタビューでもお話いただきました。
リウマチ初心者 くま子が聞く! リウマチQ&A #3 「リウマチの検査って何をするの?」)

くま子
はい。そこで、関節エコー検査が登場しました。

佐藤先生
触診をした後に、必ず関節エコー検査をして診断するのですか?

くま子
先生によります。
明らかに腫れていない方もいらっしゃるので、その場合には関節エコーをやらないという先生もいます。
ただ、「可能性は低くてもエコーをやりたい」という患者さんには基本的にはさせていただきます。

佐藤先生

関節エコーの様子

では、実際に関節エコーによる検査もやってみましょう。

佐藤先生
関節エコーは、妊娠した時に妊婦さんが赤ちゃんをみるものと仕組みは一緒です。
なので、体に負担をかけることなく検査することができます

佐藤先生
関節エコー

※実際は間にパーテーションを置いて診察をします。

ちょうど、こんなイメージです。(指を画面に添えながら)
手の甲の骨と、指の骨とを繋いでる関節部分ですね。

これは、隙間がちょっとしかなくて正常な状態です。
リウマチになると、関節の部分に水が溜まって、中に赤い炎症が見えます。

佐藤先生
関節エコー検査

画面の右側が指の骨、左側が手の甲の骨が映っている。

関節エコー

リウマチ患者の場合、炎症部分が赤く映る。

リウマチで腫れるというのは、水が出ている分、腫れてしまうということですか?

くま子
水が溜まるのと、滑膜という関節の周りを包んでいる細胞があるのですが、そこも増えてきます

佐藤先生
目に見えない内側の状態が、関節エコーによって見えるのは安心ですね。

くま子

まとめ

今回は関節エコーの様子についてご紹介しました。
触診やレントゲン、血液検査などではわからない症状も、関節エコーによって判断ができるということでした。

リウマチか心配な方や、自身の症状がわからず不安な方は、関節エコーによる検査で、安心できることもあるかと思います。
一度、専門医による検査をおすすめします。

くま子
今回行った、関節エコー検査について、他のページでもご説明しています。
詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参考ください。

関節エコー検査の様子(動画)
関節エコーって何?(マンガ)
院長の関節エコー物語

くま子
リウマチに関する過去のインタビュー記事は、こちらからどうぞ!

インタビュー記事一覧

くま子