「リウマチの治療を再開しましょう!」ブログ診療所(57)
半年前まで都内の大学病院でリウマチの治療をしていました。症状が良くなったのと、予約日に行けなかったのもあって、通院できずお薬も無くなってしまいました。数か月前から手首や足首の痛みが出てきているのですが、リウマチがまた出てきたのでしょうか?
関節エコーで見てみると、手首や足首の関節の中にリウマチの炎症が起きています。数か月リウマチのお薬が切れてしまったため、リウマチが再び出てきたものと思われます。お薬手帳で今までの治療を確認して、一緒に治療を再開していきましょう!

ワンポイント解説:

イラスト

「以前もらっていたリウマチの飲み薬が合わなかったのでやめてしまった」「以前もらっていたリウマチの飲み薬が合わなかったのでやめてしまった」「引っ越し・仕事・介護などで忙しく予約日に受診できなかった」などなど。
リウマチの治療が途切れてしまうご事情は色々あるかと思います。

〇「以前もらっていたリウマチの飲み薬が合わなかったのでやめてしまった」
よくお聞きするのが、リマチルなど古いリウマチの飲み薬を使っていて、お腹の調子が悪くなったり、湿疹がでたりしてやめてしまったという声です。
現在はリウマチのお薬は沢山良いものがありますので、リマチルを選ぶことは非常に少なくなりました。
メトトレキサートやタクロリムスなどのリマチルよりも効果のある飲み薬を選んだり、生物学的製剤というリウマチの特効薬ともいえる注射薬を選んだりもできます。
治療薬が限られてしまっていた昔とは違い、今はお1人お1人の合う治療方法が見つかると思いますので、ぜひ諦めずにご相談くださいね。

イラスト

〇「引っ越し・仕事・介護などで忙しく予約日に受診できなかった」
大きな病院では担当の先生が外来をされている曜日が決まっていたりして、一度予約日を過ぎてしまうと予約が取りにくくなってしまうとの声をお聞きします。
大きな病院では、入院の患者さん多くもいらっしゃるので先生方は忙しく、外来だけを毎日行うことはできませんので、これはやむ負えない事情になります。
そこで役立つのが、当院の様なリウマチ専門クリニックになります。
診療日は毎日同じ医師が外来をしておりますので、予約日の変更も対応させて頂くことが出来ます。
現在大きな病院でリウマチの治療をされている方の転院に関しても、お気軽にご相談くださいね。