日々の診療で皆さんからよくお聞きする質問や症状などについて、ご紹介していきます。

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メトレート(=リウマトレックス)でリウマチの治療をしています。
お薬を飲んだ日の吐き気、口内炎が酷くて困っています。
吐き気、口内炎はメトレート(リウマトレックス)使い方を工夫すると良くなりますよ。
①「吐き気止め」をメトレート(=リウマトレックス)を飲むときに一緒に使いましょう
②「フォリアミン(葉酸)」の量を増やしましょう
③「胃薬」の中には、口内炎に効くものがあります
④それでもだめたらメトレート(リウマトレックス)の量を減らしましょう
ワンポイント解説 リウマチで関節が痛いのも辛いですが、吐き気や口内炎が治らないのも嫌ですよね。 吐き気、口内炎が出ないように工夫しながら、しっかりリウマチの治療をすることが大切です。

吐き気対策
妊婦さんのつわりにも使われる吐き気止めをメトレート(=リウマトレックス)と一緒に飲むと、吐き気が無くなることが多いです。ほとんどの方がこの方法でほとんど吐き気が無くなります。 またメトレート(リウマトレックス)を1日にまとめて使われていて吐き気のある方は、2日に分けて使うことをおすすめしています。 それでも吐き気が出るようでしたらメトレート(リウマトレックス)の量を減らします。

 

口内炎対策
口内炎はメトレート(リウマトレックス)が関節だけでなく口の中の粘膜細胞にも作用することでできてしまいます。 フォリアミン(葉酸)はメトレート(リウマトレックス)に効果を打ち消してくれますので、このフォリアミンの量を増やすと口内炎が良くなります。 また、胃薬の中には胃の粘膜を修復して胃を治すタイプのお薬があります。このタイプのお薬は口の中の粘膜も修復してくれるので、口内炎も良くしてくれます。他には口内炎用の塗り薬もあります。


ちょっと工夫するだけで、メトレート(リウマトレックス)の吐き気や口内炎は大分良くなります。 またメトレート(リウマトレックス)以外にもリウマチのお薬は沢山あります。もし吐き気や口内炎が続く場合には、他のリウマチ薬で治療することもできるのでご相談くださいね。