こんにちは。リウマチ初心者のくま子です。

このコーナーでは、リウマチについて、院長の佐藤先生に質問していきます!
今回は前回に引き続き、さとう埼玉リウマチクリニックで、「関節エコーによる検査」を受けながら、「佐藤先生が関節エコー検査を始めたきっかけ」について伺いました!

※前回の記事はコチラ

くま子

前回のおさらい

前回のインタビューで関節エコーが登場して、リウマチ検査の精度が上がったものの、なかなか普及されていないという実態を伺いました。

関節エコー検査
腱鞘炎

※実際は間にパーテーションを置いて診察をします。

ようやく名前が知られてきた関節エコーですが、それを使って診察するには、スキルが必要ということでしたね。
本日は、どうして佐藤先生が関節エコーを導入するようになったか、紹介できればと思います。

佐藤先生、本日もよろしくお願いいたします。

くま子
よろしくお願いします!

佐藤先生

関節エコー検査を始めたきっかけ

関節エコーが登場するまでは、リウマチ患者さんへのの処方はどのように判断していたのでしょうか。

くま子
患部を押して、「痛い」と言っているから、一応を増やしたり…というように処方していました。
ただ、本当にリウマチで痛いのか、加齢による痛みなのか、自信を持てないまま処方するしかありませんでした

ちゃんと、リウマチの炎症を判断して処方するとなると、MRIという機械で見ることもできるのですが。

佐藤先生
MRIでも、炎症を映すことができるんですね。

くま子
はい。ただ、大きい部位でないと映りません。
また、予約しないとできないので、2週間後に検査したとしても、その頃には痛い場所が変わっていたり、炎症が治まっていたりすることもあります
例えば、2週間前の予約時に「右手が痛い」と言っていて、当日に「足が痛いんです」と言っても、足のMRIは撮れないんです。

佐藤先生
そんなこともあって、クリニックでは診療は難しいと思っていたので、最初は病院でリウマチ診療しようかなと思っていました。
ところが、1年目から2年目の時に関節エコーに出会って、「これなら自信持って患者さんを診断できる」と思って、クリニックでの診療を始めました。

佐藤先生
炎症を確認した上で治療を行えるとなると、患者さんも安心できると思います。

くま子
関節エコー検査
関節エコー検査

定期的な検診におけるエコー検査

リウマチの治療が始まると、月に1回、血液検査をするのですよね。
その時にリウマチの進行具合を確認するために、関節エコーも使うのでしょうか?

くま子
血液検査では、による肝臓や腎臓などのトラブルがないかというのを確認すると同時に、炎症の数値も確認することができます
この炎症の数値ですが、風邪や虫歯でも反応してしまうので、そういった原因がないのに数値が高く出ると、関節エコーで確認します。
これ、リウマチだね」ってはっきり患者さんに伝えられるので。

佐藤先生
では、定期的な検診の時も、基本的にはこの関節エコーを使うんですか?

くま子
いえ、調子良ければ使わないですね。
ちょっとでも、「痛いです」という患者さんには、関節エコーを使って確認します。

佐藤先生
痛みがなければ、炎症も起きていないということですか?

くま子
そうですね。
ただ、自分で痛みに気づいてなくても、診察で押すと痛むことはあります。

佐藤先生
痛みがなくても、定期的な通院は必要ですね。
関節エコーで確認できると、患者さんも納得して治療ができそうですし。

くま子
「痛い」と感じていても、関節エコーで見るとリウマチは良くなっていて、歳による関節の痛みだったということもあります。リウマチだと思ってどんどんを増やしてしまうと、薬代も高くなって、体のトラブルも起きてしまうので。
関節エコーがあった方がいいのかなと思いますね。

佐藤先生

まとめ

今回は、佐藤先生が関節エコーを始めたきっかけについてお話いただきました。
適切な治療のためにも、炎症が見える関節エコーは有効だと感じました。
現在の治療について、不安がある方も、一度関節エコーを使って確認して見るのもいいかもしれません。

くま子
関節エコー検査血液検査について、他のページでもご説明しています。
詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参考ください。

関節エコー検査の様子(動画)
関節エコーって何?(マンガ)
院長の関節エコー物語
血液検査(診断編)
血液検査(日々の診療編)

くま子
リウマチに関する過去のインタビュー記事は、こちらからどうぞ!

インタビュー記事一覧

くま子