リウマチ・膠原病患者さんの新型コロナウイルスワクチン接種について、専門医の集まりである日本リウマチ学会から新しいメッセージがありました。
新しいワクチンであるため、僕ら医者でも分からない事があります。そんな中でも、すでにワクチン接種が始まっているアメリカやヨーロッパの最新情報なども踏まえて、現在考えられる事を分かりやすく発信されていましたので、皆様にご紹介させて頂きます。

 

まず一つ目のポイントは、
 「①リウマチ・膠原病患者さんは、新型コロナウイルスワクチンを接種すべきかどうか?」   これに対して、ワクチン接種は強制ではなくて、最終的には個人の意志で決めるものである事を断った上で、 ヨーロッパのリウマチ専門医の集まりである欧州リウマチ学会さんが「全ての人にとって、新型コロナウイルスワクチン接種は賢い選択である」「リウマチ・膠原病の患者さんが、新型コロナウイルスワクチン接種を差し控える理由が見つからない」というメッセージを発信している事を紹介しています。アメリカのリウマチ専門医の集まり、米国リウマチ学会さんも新型コロナウイルスワクチン接種を強く推奨しているという事で、すでにワクチン接種が始まっているヨーロッパやアメリカのリウマチ学会さんはワクチン接種をお勧めしています。

そして、日本でもこれから接種が始まるファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンは、新型コロナウイルス感染予防率が95%と非常に高い優れもので、リウマチ・膠原病患者さんでも効果が期待できる事が紹介されています。


さらに、SLE(全身性エリトマトーデス)などの一部膠原病では、新型コロナウイルスにかかると重症化してしまうリスクが高いという報告もあり、「リウマチ・膠原病患者さんには新型コロナウイルスワクチン接種を考えてみてください」という内容になっています。

 

2つ目のポイントは、
 「②リウマチ・膠原病患者さんは、新型コロナウイルスワクチンの副反応が問題になるのか?」 
これに関しては、現時点では判断する情報が少なく長期的な目で見る必要性を断った上で、日本でも接種が始まるファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンでおきるアナフィラキシーショックという重いアレルギー反応が、リウマチ・膠原病患者さんで多いという報告は無い事を紹介しています。
また、メカニズム的にはワクチンの接種でリウマチ・膠原病が悪化する可能性も考えられるけど、実際に悪化したという報告が無いと教えてくれています。


これらを踏まえて、ヨーロッパのリウマチ専門医の集まりである欧州リウマチ学会さんは「ワクチンによるリウマチ・膠原病の悪化はありそうにない、でもデータが不足している」とコメントしています。とても正直で分かりやすいコメントですよね。

新型コロナウイルスワクチンには、「自分を新型コロナウイルスから予防するという視点」、「新しいワクチンなので安全性に注意する視点」、そして「みんながワクチン接種することで新型コロナウイルスを消滅させる」という様々な視点があるかと思います。最終的にはご自分で決める事にはなりますが、ぜひ現在おかかりのリウマチ・膠原病の主治医先生と、ワクチン接種に関してご相談してみてくださいね。

※なおこれらは2021年2月15日時点での日本リウマチ学会さんの情報をまとめた物になります。
参考:日本リウマチ学会COVID-19ワクチン接種に関するJCRの見解

 

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